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2020-04-17

過去の金融危機と株価、今回のコロナショックは?

こんにちは。FPの工藤清美です。

現在コロナショックにより、世界の株価は大きく下落しました。

ただ、このようにマーケットを大きく動かす危機は、過去に何度も起こっています。

過去の主な危機の概要と日米の株価の動きをみてみましょう。

1)ブラックマンデー
/1987年10月

香港を発端としった株価大暴落。プラザ合意やイラン・イラク戦争など、様々な要因がからみ、金融不安へ。

2)アジア通貨危機
/1997~1998年

アジア各国の急激な通貨下落により、アジア経済は大打撃。

3)米・同時多発テロ
/2001年9月

テロ組織アルカイダによる米国同時多発テロ事件。対テロ組織との闘いが始まる。

4)ITバブル崩壊
/2000~2003年

米国でIT関連株式のバブルが崩壊。世界不況をもたらす。

5)世界金融危機
/2008~2010年

低所得者向け住宅ローン、サブプライム・ローン問題が発端となり、米国の住宅バブルが崩壊。

大手証券会社リーマン・ブラザーズが破綻。世界的な金融危機に陥った。

6)コロナショック
/2020~

新型コロナウィルスのパンデミックが発生。

では、まだ記憶に新しい世界金融危機(リーマンショック)と今回のコロナショックを比較してみましょう。

上記は、ショック直近の最高値と最安値を比較したものです。

世界金融危機時の株価は、米ダウ平均で-54%、日経平均ではなんと-61%も下落しました。

そして、株価が底につくまでの期間は、米国では1年半、日本では1年ほどかかっています。

一方、今回のコロナショックでは、今のところ、ダウ平均で-37%、日経平均で-31%の下落となっています(2020年4月16日現在)。

そして、その期間は、米国では約1か月、日本では約2か月しかかかっていません。

今回は、世界金融危機の時よりも急激に株価が下落している、ということがわかります。

そして、今のところですが、株価の回復も急激のようです。

今後どうなるかはわかりませんが、引き続き動きを慎重に見ていきたいと思います。

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