10月16日から18日までは、米国のFP団体「NAPFA」のカンファレンスに参加してきました。
NAPFA(The National Association of Personal Financial) は、お客様からの顧問料のみを収入源とする、フィーオンリーのFP事務所の団体です。会員は3000名ほど。そして、その半分は女性とのことです。
NAPFAの会員は、金融機関などからのコミッションを受け取らないため、クライアントとの利益相反が生じず、クライアントと同じ目標に向かってサポートをすることを理念としています。
春と秋の年2回、全米のNAPFA 会員が一箇所に集まり、研修や交流会などのカンファレンスを開催します。
その一つに我々も参加してきました。
朝7時ごろから夜まで、様々な研修や交流会が開催され、その中から興味のあるものに参加していきます。
マーケティングやFPビジネスに関するノウハウ、最新の資産運用情報など、内容は盛りだくさん。
驚いたことの一つとして、他との差別化を図るためのアドバイスとして、保険の提案のセッションがあったことです。
保険のアドバイスが多い日本のFP事情からみると「いまさら?」という感じでした。
でももしかしたら、保険アドバイスが多過ぎる日本の状況が、世界からみると普通でないのかもしれません。
死亡リスク等を回避するための保険は有効かと思いますが、資産形成のための保険に関しては、どうしても手数料が高いので、コミッションを受取らないNAPFA会員からすると、「保険→手数料が高い→顧客のためにならない」という考えになります。
会場では、「本当にクライアントのためになるのか?」とプレゼンターが厳しい質問攻めにあう一幕もありました。
今回のカンファレンスでは、『米国FPの友達を作ること』も目的の一つにしていました。
たくさんの米国FPの友達ができました!
今後はお互い日米のFP事情について情報交換していきたいと思います。
FPの父といわれるGeorge Kinderさんと