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5.家計を2つの視点から考える

 

支出には2つの視点がある

支出のコントロールには、大きく分けて2つの視点があります。

1つは、「日々の支出をコントロールする」ということ。そして、もう一つは、「人生の3大支出をコントロールする」ということです。それぞれ、みてみましょう。

 

日々の支出をコントロールする

まずは、日々の支出についてです。

日々の支出のコントロールは、ゴール(やりたいこと、夢)を実現するためには、毎年どのくらい資産を積み上げていけばいいのか、という視点から考えていきます。そして、現状とのギャップを認識してみましょう。

今だけをみるのではなく、将来から今をみていく、これがゴールベース資産形成ではとても重要です。

例)
年齢30歳
現在の預貯金 500万円
65歳時点のゴール 5000万円

上記の例をみてみましょう。

ゴールが「65歳時点で5000万円を貯めたい」というものだったとします。今の貯蓄額は500万円、65歳まで35年間あります。

単に貯蓄だけをしていった場合は、毎月10万円積み立てたとしても、65歳時点で4700万円です。確かに、ゴールには近づいていますが、「月10万円の積立は難しい」というケースもあるかもしれません。

では、仮に利回り3%で運用したとすると、毎月5万円の積立で、35年後には5000万円を達成することができます。

毎月5万円の積立で、ゴールの5000万円が達成できるとわかれば、「その5万円をどのように作っていくか」ということを考えていきます。

そして、無駄遣いをしているところがあれば切り詰める、固定費を見直すなど、細かな対策を考えていきます。このような順番で、日々の収支をコントロールしていきます。

ゴールが明確になれば、やるべき行動も明確になります。そして、「節約をする」という行為も、「将来の5000万円のため!」というゴールが明確であれば、それほど苦しいものではないはずです。

理想と現実でどのくらいのギャップがあるのか、そのギャップは努力で埋められる程度なのか、を考えてみましょう。また、運用した場合、運用しなかった場合、などいくつかのケースを検討してみることも必要です。

 

人生の3大支出をコントロールする

次に、「人生の3大支出」という視点から、お金について考えていきます。

人生の3大支出とは、「教育費」「住居費」「老後のお金」です。この3大支出は、どこかに大きく偏ってしまうと、どこかが足りなくなってしまう可能性があります。人生の3大支出は、バランスがとても重要なのです。

例えば、子どもにたくさん習い事をさせたり、私立に通わせたりして、支出が大きく教育費に偏ってしまった場合、住宅ローンの支払いが厳しくなったり、希望の住宅が購入できなくなったりする可能性があります。

逆に、子どもが小さいときに住宅ローンを借りれるだけ借りてしまうと、子どもの教育費が一番かかる大学時の支払いが苦しくなってしまう、ということも考えられます。

そして、教育費、住居費にお金をかけすぎてしまい、現役時代に十分な資産をつくれなかった場合には、老後のお金が足りなくなってしまう可能性もあります。退職を間近にしてそのことに気が付いたとしても、もうそのときには手遅れ…ということにもなりかねません。

また、今は晩婚化が進んでいるため、子どもが大学に進学するときに世帯主が退職を迎え、老後のお金を貯える時間がない、という現象も起きています。

人生の3大支出のうち、何にどれだけお金をかけていくのかを決めるには、それぞれのご家庭の価値観、考え方がとても重要です。ぜひ、ご家庭、ご夫婦で話し合い、価値観を共有してみて下さい。そして、ゴールの優先順位を確認してみましょう。

また、人生の3大支出のうち、何にどれだけお金が必要なのか、どれだけお金をかけられるのか、を把握することも大切です。

必要なものにはしっかりとお金をかけ、必要のないものはやめる、きりつめる、という取捨選択も、ゴールを手に入れるための一つの方法です。

「人生の3大支出」という大きな視点から、支出をコントロールするという方法も、ぜひ取り入れてみてください。

 

まとめ

  • 支出のコンロトールには「日々の支出のコントロール」と「人生3大支出のコントロール」の2つの視点がある
  • 日々の支出のコントロールは、ゴールから逆算して考える
  • 人生3大支出のコントロールは、価値観、優先順位が大切
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