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2020-12-18

法人名義で車を買う場合のあれこれ

今まで乗っていた車が買い替えの時期となったので、今回は法人名義で車を取得することにしました。

法人名義で車を買うことは初めてだったので、備忘録としていくつかメモしておきたいと思います。

まず、駐車場。

弊社ではシェアオフィスも借りていますが、登記上の住所は私の自宅です。

そして、新しい車は、自宅の駐車場を使うことになります。

そうなると、自宅は主人名義なので、主人から駐車場を法人に貸し出すという形で車庫証明をとることになります。

「なるほど~!」
そうなるんですね。

つぎに、自動車保険です。

自動車保険には、「契約者=保険の加入者」「記名被保険者=主に車を運転する人」「車両所有者=車検証の所有者」というものを指定します。

そのなかで特に「記名被保険者」、つまり誰が主に車を運転するのかが大きなポイントとなります。

記名被保険者が個人の場合は、保険も個人契約となります。

個人契約にすると、契約者の配偶者や家族なども、補償の対象とすることができます。

一方、法人契約の場合には、「契約者=法人」「記名被保険者=法人」「車両所有者=法人」となり、「契約者」「記名被保険者」「車両所有者」が一致していなければなりません。

そして、法人契約の場合は、補償対象は、原則、社員となります。

当たり前といえば当たり前ですが…

社長の家族であっても、社員でなければ、補償の対象ではありません。

それから、個人契約の場合は、自動車保険には等級というものがあります。1~20等級まであり、無事故無違反が続くと、
等級が少しずつ上がっていきます。

そして、等級があがると保険料も安くなります。

私はゴールド免許で20等級でしたが、今回は車を法人名義にしたため、この等級を引き継ぐことはできませんでした。

よって新規加入と同じ、6等級スタートになります。

◆中断証明書を発行しておこう

今回、使えなかった20等級という権利は、中断証明書を発行しておくことで10年以内に再び個人名義で車を保有したときに
使えるようになります。

中断証明書を発行するには、車を廃車、または売却した際の、廃車または売却先の名前・住居等を一緒に報告する必要があるとのことです。

以上、法人名義で車を取得した際の備忘録でした。

執筆:2020年12月18日

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